線維筋痛症にお悩みの方へ

病院でも原因がはっきりせず、痛みやだるさに悩んでいませんか?
当院では線維筋痛症コミュニティの方々への施術を5年前から行っており、
脳(特に大脳辺縁系)と身体のつながりに着目した独自のアプローチを行っています。

線維筋痛症とは?

慢性的な全身の痛み強い疲労感睡眠障害気分の不調などを特徴とする疾患です。
病院の検査で異常が見つからないにもかかわらず、痛みが続くため、
「気のせい」「自律神経の問題」と片付けられてしまうことも少なくありません。

しかし、近年の研究では脳の痛み処理システムに異常があることが分かっています。

痛みの正体は「脳の過敏反応」——大脳辺縁系との関係

大脳辺縁系は感情・記憶・ストレス反応をつかさどる領域であり、
痛みの感じ方をコントロールしています。
特に扁桃体海馬がストレスや不安に過敏になると、
ほんの小さな刺激でも「痛み」として脳が誤認してしまうのです。

  • ストレス・不安・睡眠不足 → 扁桃体の過剰反応
  • 感情の揺れ・過去の記憶 → 海馬の抑制低下
  • 結果:痛みシステムが“過剰警戒モード”に固定

この「過敏回路」をリセットできる治療が、いまの医療現場にはほとんど存在しません。

なぜ当院で改善が見込めるのか?

当院は、単に筋肉や骨格を整えるだけでなく、
脳(C)・腸(I)・骨盤(P)を一つの軸として捉えた「C-I-P軸アプローチ」を行います。
さらに、全身を包む筋膜ネットワークを通して、身体と心の緊張を解いていきます。

  • C(脳):頭蓋・頸部を微細に調律し、扁桃体や海馬の過敏を鎮める
  • I(腸):迷走神経と内臓を整え、脳へ「安心の信号」を送りやすくする
  • P(骨盤):横隔膜と骨盤底筋を同期させ、呼吸と循環を回復させる

この3つの調和が整うと、脳が「危険」を感じにくくなり、
コルチゾール(ストレスホルモン)の暴走も収まっていきます。

施術の流れ

  1. カウンセリング:痛みの経緯・生活習慣・ストレス背景を丁寧に聴取
  2. キネシオロジー検査:身体が示す「優先すべき部位・要因(構造・感情・環境)」を特定
  3. 頭蓋・内臓・骨盤へのアプローチ:オステオパシー手技で微細に調整
  4. 呼吸と姿勢の再学習:安全な刺激を脳に送り、「安心信号」を強化
  5. セルフケア:短時間でできる呼吸法・姿勢リセットを指導

※ 強い刺激やマッサージではなく、神経系に穏やかに働きかける手技です。

院長の想い

私はこれまで、多くの線維筋痛症の方と向き合ってきました。
正直に言えば、すべての方を完全に治せたわけではありません。
ですが、確実に「改善できる確率」は上がっています。

脳と身体の両方にアプローチできるからこそ、
少しずつ「痛みが減った」「動けるようになった」「笑える日が増えた」
そんな声をいただくようになりました。

あきらめず、希望を持って一緒に整えていきましょう。