眠れない・食欲がない・涙が出る・動けない。
それは、心が弱いからではありません。
当院では、脳(大脳辺縁系)・腸・骨盤を一つの生命軸とする
C-I-P軸(Cerveau–Intestin–Pelvis)をベースに、
筋膜・キネシオロジー検査を用いて、
「感情と身体」を同時に整える施術を行っています。
鬱は「心の病気」と思われがちですが、実際には脳・腸・骨盤の同期が乱れた結果として現れます。
長くストレスを感じ続けると、感情の中枢である大脳辺縁系が過敏になります。
これは“危険信号を出しっぱなし”の状態。
辺縁系が興奮したままだと、交感神経が休まらず、腸は固くなり、骨盤の動きも止まります。
その結果、次のような連鎖が起こります。
こうして脳 → 腸 → 骨盤 → 再び脳へと負のループが生まれ、
「気持ちが沈む」「体が重い」「何もしたくない」という状態に至ります。
当院のアプローチは、この“ループそのもの”を断ち切ること。
強く治そうとするのではなく、体に安全を思い出させ、再び同調させることで、
心の霧がゆっくり晴れていきます。
フランス語で「Cerveau=脳」「Intestin=腸」「Pelvis=骨盤」。
この3つは、神経・ホルモン・血流・感情を通して密接に連動しています。
その中でも、脳の中枢「大脳辺縁系」は感情とストレス反応の司令塔。
怒り・悲しみ・不安などがここに残ると、
腸は固くなり、骨盤が閉じ、呼吸が浅くなります。
逆に、腸が疲弊しても骨盤が歪んでも、
そのストレスは大脳辺縁系へ“危険信号”として返り、
心が落ち着かない、眠れない、という悪循環に。
筋膜は全身をつなぐ膜組織。筋肉や内臓、神経を包み、張力で体のバランスを保っています。
しかし、長期間のストレスや抑圧された感情は、
この筋膜に“ねじれ”として残ります。
それが呼吸の浅さや首肩の緊張、内臓の硬さとなって現れ、
自律神経の切り替えを妨げるのです。
当院の施術は、筋膜をやさしく解放し、呼吸・循環・感情の流れを回復させます。
たとえば不安を感じると、大脳辺縁系が交感神経を刺激し、腸が緊張します。
腸の硬さは骨盤の動きを制限し、呼吸を浅くします。
呼吸が浅くなると脳は「危険が続いている」と誤認し、
再び不安が強くなる——これが“感情ループ”です。
この悪循環を断ち切るには、脳・腸・骨盤のどれか一つではなく、
3つを同時に整える必要があります。
キネシオロジー検査は、筋肉の微細な反応(筋反射)を通して、
脳・腸・骨盤のどこにストレスや感情の滞りがあるかを特定します。
感情は「エネルギー」として体に残り、放置すれば自律神経のバランスを乱します。
その痕跡を読み取り、呼吸と連動させながら、
体が「いま安全だ」と感じる方向へ再教育していきます。
それが、心と体の再同期=C-I-Pリセットです。