パニック障害にお悩みの方へ

「突然の動悸」「息苦しさ」「理由のない不安」
そんな症状が繰り返すと、外出や仕事が怖くなることがあります。

当院では脳腸骨盤軸(C-I-P軸)筋膜ネットワークの視点から、
自律神経の“過剰警戒モード”を鎮め、心と身体の調和を取り戻すお手伝いをしています。

なぜパニック発作は起こるのか?——解剖生理学から見ると

パニック障害は「心の問題」と思われがちですが、実際には脳・内臓・神経の連携エラーによって起こることが多いとされています。 特に重要なのは、以下の3つの領域です。

  • 脳(大脳辺縁系): 扁桃体が過剰に働くと、危険がないのに“危険信号”を出し続けます。
  • 腸(迷走神経): ストレスで腸の動きが乱れると、腸からの信号が脳に「不安情報」として届きます。
  • 骨盤(呼吸と姿勢): 浅い呼吸や姿勢の崩れが、交感神経を過敏にし、心拍や血圧を上げてしまいます。

つまり、パニック発作は「脳の暴走」ではなく、身体全体の警戒システム(HPA軸と迷走神経系)の誤作動として理解できます。

C-I-P軸(脳・腸・骨盤)で整える「心身の調律」

🧠 脳(Cerveau)
頭蓋や頸部の微細な緊張を解放し、大脳辺縁系(扁桃体・海馬)の過敏性を鎮めます。
脳血流が安定し、“安全のサイン”を増やすことが目的です。
💩 腸(Intestin)
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経と密接。腸の緊張をほぐし、迷走神経の働きを取り戻すことで、情緒の安定を促します。
⚖️ 骨盤(Pelvis)
呼吸のリズムを整える横隔膜と骨盤底筋群のバランスを調整。姿勢と呼吸が落ち着くと、脳の警戒信号も静まっていきます。

キネシオロジー検査で「見えないストレス因子」を特定

パニック発作の背景には、身体的な緊張だけでなく、感情や環境ストレスが関わっていることもあります。 当院では筋反射テスト(キネシオロジー)を使い、体が反応している“エネルギー的ストレス”を見極めます。

  • 職場・家庭など人間関係による潜在ストレス
  • 過去のショック体験や感情記憶
  • 食事・睡眠・アレルギーなど身体負荷

これらを身体が教えてくれる反応をもとに、施術の順番と方法を決めていきます。 「心の問題」を“身体の言葉”として読み取るアプローチです。

心と身体を切り離さない——これが当院の考え方です

パニック障害は、「心の問題」ではなく「全身の連携の問題」。 当院ではオステオパシーの哲学に基づき、脳・腸・骨盤・筋膜という4つの軸から
身体を整え、心が落ち着ける土台を再構築していきます。

どこに行っても改善しなかった方へ——
「安心して呼吸できる身体」を、一緒に取り戻しましょう。